ヨーロッパへ行った方の情報を集めました。
本題?
この日も快晴だった。今回は本当に天候に恵まれた。最後の登攀日だなと思うと少し力が入る。寒くはある。でも、僕は今回完全に寒さ対策を行っていたので例え気温がマイナスに入っても登ろうと思えば登れたけれど…。シャンボル・ミュシニーがその日のゲレンデだった。地元の人にアクセス方法を聞く。これが大事。やっぱり、アプローチには細心の注意を払うべきだ。ショートカット道は『蜂注意!!!』とあった。
それはともかく、ここはかなりいい。「ひあたりりょーこ―。」だ。とーっておきの夏をつれてーきたよ君に♪ってな具合。登ってからの見晴らしも最高!
でも、基本的にショートルートになってしまう。そういう意味では、やっぱりブロションのルートの幾つかが一番正統かもしれないとも思う。
最初は4Cや5+等でアップ。
フレンズの練習用ルートもあったのでそれにラインを引いていく。
僕としては、フレンズは僕がセットするとしてもリードをやったことのない何名かにここでリードに挑戦して欲しかったが、無理をしてもらう必要もないので好きに登ってもらうことにした。その後、6Aのリードをやった。今回初めての生粋6Aだ。他にも5+/6Aを終えてはいたがこれはやはりやや甘い感がぬぐえない。
体が温まってきたのでもう少し攻めれそうな場所へ移動した。
そして、そこで同じBJCCの2代目エースGOが初の6Aを撃破する。
今まで外壁のリードは5C+までしか成功していなかった。室内で7を登っている彼に出来ないはずがない。確かに、室内と外壁のリードでは登り方は変わる。でも、今の彼には6AをOS出来る力が絶対あると僕は思っていた。彼がヨーロッパを去る前に是非とも6のグレードを終われるといいなと常々話していた。そういう事だったので本当にうれしい限りだろう。僕も我が事のようにうれしい。これはハング越えがある課題で、核心部で使われるべきホールドがグラ石といういわく付きのものだった。グレードの正当性を証明するためにも僕も登っておこうと思い、勇んで取りついた。逆に僕がOSで失敗すると洒落にならんなとも思っていたのでかなり気負っていた(笑)ちょっと騒いでいた我が子に「うるさいぞ。」といわないと行けないくらいに気負っていた(爆)純粋に6Aだと思う。おめでとう。ついにやったね!
(勢いづいたA・GOはもう一本6Aにトライ。でも、今度のは厳しかったらしい。)
さて、ここからが真剣な今回で一番真剣な登攀だった。
手負いの獅子、いや眠れる獅子の『ぶち』さんが6Cにマジトライを始めたからだった。っていうかスラブの6Cのショート・ルートってこんなに厳しいの?フランスのルートを甘く見ていたぜ、である。一本指をつないで、あれれっ、核心部から何のホールドも見当たらないのだ。ぶちさんにして流石にリードOSをあきらめた。隣からルートを登り、まずはプロテクションを追加する。何度かの休憩をいれる。しかし、その後レイバック気味に引きつけて、クロス気味ムーブでデッドを出すという超ボルダラームーブで解決し、終了した。僕もこれに続くつもりだったが彼の行ったムーブをコピる事は出来なかった。これってボルダーじゃん。できませんよそんなの、と悲しみのボレロ的自分との折り合いを付けて(と言っても時間はやたらかかったが、テンションをかけまくって、周囲を探りまくって遂におき楽左手ホールドを探し当ててなんとか上に辿りつくというありさまだった…
ちなみにこのホールドを使うと6Aになると後でトポを読みなおして知った。ということで、ぶちさんのム―ヴが正解だったわけだ。トポにはこうも書いてあった。このサイト中最もハードな6C。どうりでな、だ。
その後、エースGOもこのルートをトライしたが、解決できず、最終的には僕が使ったホールド経由で終了。まあ、気温も下がり始めたので切り上げどきだった。
この後はゲレンデからの撤収。自分の子供のハーネスとリュックを連結する方法で帰路を進んだ。我が子は途中でダラリンと爆睡。ブッシュをかき分け坂道を下るのにバランスが取りづらい。自分の趣味でここまで連れて来ている以上責任をもって下ろさなければならない。いやあ、今回の本当の核心はここだった。何とか転倒なしに車まで到着。
今回のクライミングはここで終わり。もっとハードに攻めるプログラムを立てるべきだったか自問自答している瞬間もあったが、結論としてはみんなが楽しめるというプログラムで良かったように思う。
一度ホテルへ戻った後、レストラン『ル・ビストロ』にて夕食。その名の通り、これぞ良心的なビストロというべき、まさにビストロの手本のようなところだった。次回この村に来ることがあればまた来るだろう。エスカルゴもブーフ・ブルギニオンも申し分ないほど良い出来だった。良く登った後の飯は濃い味ビストロ系が特に旨いと思う。うまいワインも楽しく飲める。
みんなと登れて、飲めて本当に良かったと思ったのだった。